Peakers Academy Exawizards Cup -メンターインタビュー 株式会社エクサウィザーズ 加藤卓哉さん

参加された学生さんは、皆さんとても優秀で、コミュニケーション能力もとても高いという印象を受けました。私が大学の授業で行っているワークショップと比べても、スキルも思考力も高く、いろいろな能力が総合的に高い学生さんが集まっているなと感じました。

上位チームの評価ポイントは、やはりデモまで作れていたことです。ビジネス的な要素も重視されていて、その検討にも時間を割かなければならない中、最終的に動くものが見せられたチームが高く評価されました。デモを作ったチームは複数ありましたが、優勝チームは実際に動く状態でデモを見せてもらえたのが、非常に良かったと思います。個人的には、与えられたデータをうまく活用したソリューションを考えて欲しいと思っていたので、その点がうまくできたチームを評価しました。

どのチームも2日目の午前中にはだいたい案が定まって、午後には技術的な話がかなり進んでいたようです。実力レベルからすれば、どのチームもあと少し時間があれば完成できたのではないでしょうか。

ビジネスサイドを意識しながらの開発は、私自身は学生時代にカリキュラムとして取り組んでいたので抵抗がありませんが、現実にはできない人がほとんどで、どちらか一方に偏ってしまうのが一般的です。なので、学生にこのハッカソンは難しいかなと最初は思っていました。ところが、蓋を開けてみたら、どのチームもビジネスサイドの思考を拒絶することなく受け入れて、しっかり取り組んでいたのでとても驚きました。

きっと技術的なことをガンガン聞きにくるんだろうと勝手に想像していたんですが、実際にはビジネスサイドの質問が多く、デザインシンキング的なところもきちんと話し合えました。実際の仕事では、クライアントフェイシングもあるので、ビジネス寄りの話を抵抗なくできるのは、非常に大事なスキルです。

個人的には、バスケットボールの試合を観るのがすごく好きでデータをたくさん持っているので、それを活かしたハッカソンができたらと思っています。ドメインの知識がある人とデータの知識がある人をつなげて、何か面白いことができるんじゃないかと思っています。

ハッカソンは、会社のことを知ってもらえるのと同時に、優秀な学生さんとたくさん巡り会える貴重な機会です。僕が同じくらいの年齢だった頃とは比べ物にならないくらい、皆さん知識も実装力もあるし、未来は明るいなと感じました。いつか、一緒に働けたらとても嬉しいです。気軽に会社に遊びにきてください。

【インタビュアー:秦れもん ライター:樫永真紀】

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