「有名人と一緒に料理できる体験!」 クックパッドがクッキングLIVEアプリ「cookpadTV」をリリース
延べ視聴者数が累計5億8,000万人を超えたLINE LIVE(2016年8月末時点、LINE株式会社発表)をはじめ、Facebook Live、YouTube Live、ニコニコ生放送など、「LIVE動画」が昨今、盛り上がりを見せている。それは若者のカジュアルなコミュニケーションツールにとどまらず、イベントやセミナーなど、ビジネスや学びの世界での配信も増えている。LIVEであるがために、発信者と閲覧者が瞬間瞬間を共有できる特別な体験がそこにはある。録画のような一方通行ではない、LIVE配信というコミュニケーションツールに注目が集まっている。
プロの料理家や料理上手な有名人から直接料理を学べるアプリ
クックパッド株式会社は13日、プロの料理家や料理上手な有名人とLIVE配信で一緒に料理が楽しめるクッキングLIVEアプリ「cookpadTV」のPRイベントを行った。このアプリは同社料理動画事業の新サービスで、LIVE配信中にコメント機能を使い、料理の分かりづらいポイントをその場で質問したり、作って欲しい料理をリクエストしたりすることも可能だ。双方向型の新しい料理ツールアプリとなる。月間60本の配信を予定しており、4月からはアーカイブも視聴可能となる。今後は有名店のシェフなどの登場も視野に入れているという。
同社はこのアプリを通じて、スマートフォンひとつで自宅にいながらプロの料理家や有名人と一緒に料理を作ったり食べたりできるという新しい楽しみ方を提案。料理ツールの新しいプラットフォームとして提供していく考えだ。
また同アプリでは、cookpadに投稿されている料理レシピが1分動画になって、レシピと動画を同時に見られる「1分レシピ動画」も掲載されている。
ママタレントやプロ並みの腕前を持つお笑い芸人が登場
PRイベントでは、小倉優子さん、スザンヌさん、舟山久美子(くみっきー)さん、お笑い芸人コンビ・和牛の水田信二さん、川西賢志郎さんのほか、食育インストラクターの和田明日香さんが登場。小倉さんはLIVE配信で可能となった双方向コミュニケーションに触れ、「一緒に作っている感じがする。和気あいあいで楽しい」とコメント。スザンヌさんは「できた感動を共有できる」、くみっきーさんは「料理教室に通っているような感覚」と話した。また、元料理人という経歴を持つ和牛の水田さんは、「料理は嫌なことを忘れられるので、お笑いで滑ったときは料理に没頭している」と述べ、会場は笑いに包まれていた。
1998年3月に創業したクックパッドは、“毎日の料理を楽しみにする”というミッションのもと、料理レシピ投稿・検索サービス事業を展開している。現在の投稿レシピ数は280万品を超え、国内では月間約6,000万人が利用している。2009年7月に東京証券取引所マザーズに株式を上場。2011年12月に東京証券取引所の市場第一部に市場変更している。またクックパッドは料理動画事業を分社化し、2018年4月2日に新会社CookpadTV株式会社を設立し、同サービスは新会社へ継承する。
今回、クックパッドは新たな「料理を楽しくする」方法として、有名人を活用したLIVE配信サービスを採用した。このアプリでは、まるでテレビの料理番組を観ているかのようだが、LIVE配信による双方向コミュニケーションという機能で、料理番組や他料理アプリを超越したサービスとなった。黙々と作る料理ではなく、まるで料理教室に通っているかのような感覚で「できた」を共有する。それを自宅で体験できることを可能にしたcookpadの次の一手、挑戦を楽しみにせずにはいられない。